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物を捨てられない母【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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私の母は物が捨てられない。

私はわりかし何でも捨ててしまうのだが、母はなかなか物を手放せない。全然使っていない品も、もしかしたらいつか使うかもしれない、だとか、これは、もしかしたら○○の時に使うかもしれないだとか、不確定要素満載の未来のために物をずっと取っている。

そのため、私の実家はゴミ屋敷一歩手前の状態だ。

一軒家で2階に4部屋、1階にリビングと和室がある。その内、1部屋丸々母の物で占領されており全くもって部屋に入ることはできない。

その部屋には何故かタンスが4つほどあり、その箪笥の中にはこれでもかと時代遅れの服とカビっぽい臭いの服が収納されている。中に入っている服は20年以上来ていない。

中には肩パッドが入っている服などもある。

その他にも母は裁縫が趣味なのだが、趣味の裁縫で使う布がこれでもかと積み上げられている。裁縫ができるため、着なくなった服も糸を解いてしまえば、自分で違うものを作り出してしまう。

そのため、不要な服もずっととっておいて、これはスカートを作ろうと思ってだとか、これでテディベアを作ろうと思ってだとか、そのようなことを言って、物が減らない。

その部屋とは別に元母の部屋の作業部屋という部屋が私と妹が嫁に言行っていつの間にか爆誕している。

その部屋も、これまた、趣味のものがてんこ盛りだし、服もたくさん置いてある。

しかも、裁縫以外にも、トールペイントを長年している。

しかし、そのトールペイントも仕事が忙しくてここ数年していない。

そのため、トールペイント用の絵の具も300本以上あると思うが、それらの絵の具も中身が固まってきている。

それに関連して、趣味関係の書籍もざっと2000冊以上ある。

もう、しないなら道具を手放すように言うが、今は仕事が忙しいが、定年後に時間があればしたいと言い出す。

こういう言い訳のせいで家中物だらけ。

しかも、私に、もうこう言う趣味やめた方がいいのかなあと私に決断を委ねてくる。経験上わかるが、そこで私が少しでもそうだね。と言ったもんなら、後々、ああ、したかったなあ。捨てなければよかったなあ。あれがあればなあと、私にグチグチ言ってくるのが目に見えてる。

もう、そんなの自分で決めなさいよ!と私はまた母を叱る。

こんな母のせいで、母一人しか住んでいないのに、人が寝れるスペースは母が寝ている部屋だけ。

その今では寝室になっている部屋も元は私の部屋だったのを、母が勝手に自分の寝室にしているのだ。

私が買ったベッドとマットレスの上に自分のお気に入りのマットを引いて、お気に入りの枕を持ってきて、毛布まで持ち込んでいる。

していることは実家の飼い犬と一緒である。

そんな実家も、リノベーションして、私たち家族(私・旦那・息子)と住む予定になっている。

リノベーションのために、リノベーションしてくれる会社に現地調査というのをしてもらった。

現地調査とは、どういう風に家をリノベーションしたいのか住人の希望のヒアリングと、実際の部屋の様子を見せて、家の間取りを調べてもらい、見積もりをだすための作業である。

しかし、先ほど、話た通り、ゴミ屋敷一歩手前の私の実家。リノベーション会社の人がそれぞれの部屋を360°カメラで撮影していく。

比較的来客用にリビングはまだマシなのだが、2階は母の住処なので、母の寝床と母の趣味の物だらけ。

しかも20年ほど前に父が、癇癪を起こし、壁とドアに穴を空けているいる為、悲惨な状態になっている。

見積もりも何社か欲しかった為、何社か現地調査してもらったが、その度、こんな汚部屋ルームツアーをしなければならなかった。

現地調査をしてもらうたびに、母は言い訳の用に、この部屋はいずれ片付ける予定なんですけど、まだ手が回っていないんです。と部屋を回る度にリノベーションの会社の人に言っていた。

2社見積もりを頼んだが、あと1社くらい見積もり頼みたいなあと思い、それを母に伝えると、何とも言えない顔をしている。

すると、少し言いにくそうではあるものの、ハッキリと、「私もね、こんな汚い家を他人に見せて回るの恥ずかしいんだからね!」とキレ出した。

恥ずかしいのであれば、片付ければいいのに。

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