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電子書籍と紙の本の話【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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本は場所をとる。とくに漫画となれば、何十冊、何百冊分もの場所をとる。

私のコレクションの一つである花より男子だけでも37巻あるためそこそこ場所を取る。

今現在、37巻だが、終わったはずなのに急に最新刊がでたりするので油断ならない。

そのため、漫画なんかは特に電子書籍で買うようにしている。

しかし、小説や新書なんかはなるべく紙の書籍で買いたい。

はっきりと具体的に、電子書籍派の人を屈伏させるような、理由は持ってはいないけれど、紙の触り心地であったり、表紙のデザインだったり、本棚に並んだ感じであったり、色んな要因で紙の書籍で買いたい。

あと、最近よく考えることがある。

昔、何かの記事で読んだが、家に本棚がある家では子どもも本を読むという記事だ。

それが本当であれば、なるべくは私も子どもには本を読んで欲しいので、本棚を置きたい。

私自身は学生時代、読書家な方だった。

父は本を全く読まないが同居していた母方の祖父や母は本棚を持っていた。

母の本棚は自分の趣味であるトールペイントや手芸の本ばかりだった。

そのため、たまに、洋書なんかも混じっていた。

トールペイントのお手本にするだけなので、何が買いてあるかなんか、細かいところはどうでも良いのだ。

私は、幼少期は全然アクティブではなく、お絵かきをこよなく愛する子どもだった。

子どもだからという理由だけで元気に外で遊べっていう大人なんか大嫌いだった。

母の本棚の中にはサザエさんの作者である長谷川町子の画集や、色鉛筆を使う絵の書き方の本なんかもあったので、そんな本もよく眺めていた。

サザエさんなんかは誰でも描けそうな絵なのだが、長谷川町子はとても絵が上手で、人物画なんて、なんでこんなに絵がかけるのに、サザエさん描いてるんだ?と不思議になるほどだ。

祖父の部屋の本棚は司馬遼太郎などの歴史物がメインだったがその中に、さくらももこのエッセイである「さるのこしかけ」という題名の本があった。

ちびまる子ちゃんはちょうど私が子どもの時に放送されていて、私はまるちゃんが大好きだった。

本家のCMは知らないがまるちゃんの中で、プールの準備体操の時にクラスの男子がふざけながら東芝のCMの真似をして怒られていた描写があるが、その東芝のCMの歌は今でも歌える。

それで、祖父の部屋にあったさくらももこの本にも目が留まった。

祖父は読んでいる素振りがなかったので、こっそりとそのさるのこしかけを取って読んだ。

なんだこれ!おもろしい!

まるちゃんより面白いじゃん!

そう思った。

書き方も子どもでもわかりやすく書かれていたし、さらさら読めた。

難しい表現などもない。

窓を叩きつける強い雨は、きっとあなたの事を裏切った私みたいな人間を責めるためにこんなにも耳障りな音をだしているんだわ。私はそんな卑屈な考えが頭から抜けない。彼の愛と私の愛は違ったのだ。私だけが知らなかったのだ。

もし、こんな文書が書かれていたらきっと、小学生の私は読むのをやめたであろう。

である、だ、などの口調ではあるものの、中身はちびまる子ちゃんだった。

なんであんなにもちびまる子ちゃんは人々をとらえて離さないのか。

ちびまる子ちゃんはきっと、みんなの心の中奥底にいるのであろう。

そこにジェンダーなんか関係なく、学校での人間関係のだるさや、親や兄弟との関係や、子どもながらに学校という閉ざされた子供社会のめんどくささなんかが自分と重なってしまうんだろうな。

ちなみに、さくらももこさんは学生時代に書いた作文で枕草子の作者である清少納言の再来とまで言われた文章力の持ち主だ。

私も一回でいいのでそんなこと言われてみたい。

私の中学生時代の友人は当時、お~いお茶の俳句で入選し、天ぷらという漢字が書けてもテストの何の役にも立たないみたいな俳句を書いて入選していた。

天ぷらに漢字があることさえ知らなかった学生時代の私は、なんで入選したか分からなかったが、大人になり、天麩羅という字を知ってからなぜ、入選したかが分かった。

ブログを書いていて、私にもこんな才能があればな、と思う。

ということで、私も我が息子のためにも本棚を置きたい。

しかし、本棚とは自分の頭の中を具現化している感じがある。

夢をかなえるゾウ、多動力、嫌われる勇気なんかあった日には、家族は半笑いで私を見てくると思う。

そのため、紙の本を本棚に飾るとしてもセレクトセンスが問われる。

息子が読むことを前提とするとリリーフランキーの東京タワーは私の中でマストだ。

私には分からなかった、思春期の男子の気持ちも息子には分かるかもしれない。

そして、母を思う気持ちを外付けハードディスクからインストールするかのごとく思って欲しい。

という、打算的な考えや、見栄やなんか考えていると、なかなか本棚に並べる本も決まらない。

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