ボールペンっていう便利な物があるのになんでわざわざ万年筆なんて使うの?
万年筆には万年筆にしかない魅力があるんだよ!
悩みの多い犬のように思っている人はたくさんいる事でしょう。
ましてや、そもそも、パソコンやスマホの普及で手書き文字を書くこと自体減っているのですから。
しかし、手書きの文字にはパソコンの文字では伝わらない、書き手の思いというのが字に乗ります。
相手のことを思った字や、一生懸命書いた字や、怒って荒れ狂う字。
字には色々な表情があります。
その字の表情を豊かに表現してくれる手助けをしてくれる万年筆につい書いていきます。
万年筆の魅力
万年筆の魅力って何?
- 見た目がオシャレ
- 筆圧がいらない為、長時間字を書くのに向いている
- インクの濃淡が出て字を書くのが楽しい
そもそも、字を書くのなんてボールペンで十分じゃない?とお考えの方も多いでしょう。
私もそうでした。
しかも、私は日常ではジェットストリームの4色ボールペンをかれこれ10年近く愛用しています。
しかし、万年筆は別です。
見た目がオシャレ
なんと言ってもまずは見た目がオシャレなのです。
かっこいい物やおしゃれな物やとにかくデザインが豊富です。
手に持って紙に字を書いている姿が惚れ惚れします。
イメージとしては新しいネイルをした感覚に似ていますね。
筆圧がいらない為、長時間字を書くのに向いている
ボールペンと違い、筆圧がいらないため、手が疲れにくい。
その為、長い文章を書くときにもおすすめです。
私は、手紙を書くときや、手帳や日記を書くときに愛用しています。
使い込めば使い込むほど自分の手に馴染む
インクの濃淡が出て字を書くのが楽しい
インクの色もボールペンと違い、星の数ほどあるのです。自分好みのものを探すのもすごく楽しいです。
私の文通相手たちも私が万年筆で書いた字に魅了されてみんな万年筆を買っています。
これこそ万年筆の魅力かもしれませんね。
万年筆の基礎知識
万年筆って高いんでしょ?
万年筆もピンキリだよ。
その話をする為にも、まずは万年筆の基礎知識を抑えておこう
万年筆の仕組み
万年筆は、ペン先が紙に触れた瞬間、スムーズにインキが流れ、書き続けることができる筆記具です。このようにインキが途切れずに出る仕組みは、インキをペン先に伝える「毛細管現象」と、インキをスムーズに送り出す「空気の交替作用」によって成り立っています。
パイロット公式サイトより引用
万年筆メーカー
万年筆には日本製と海外製があります。
このあたりが有名ですが、他にもたくさんあります。
万年筆の字幅
字幅もたくさんあります。
極細(EF)、 細字(F)、中細字(MF)、中字(M)、太字(B)
このあたりが、筆記の際に用いられることが多い字幅です。
その他にも、ズーム(Z)、ミュージック(MS)という字幅もあります。
日本メーカーと海外メーカーでは同じ字幅表記だったとしても、日本メーカーの方が細い事が多いです。
日本メーカーは漢字を書くことを想定しているため、細いのですが、海外メーカーはアルファベットを書くことを想定しているため、字幅が広い傾向にあります。
そのため、海外のEFサイズが日本メーカーのFかMFくらいの字幅であることが多いですね。
初心者の方はEFかFくらいを選ぶのが個人的にはおすすめです。
インクの濃淡を楽しみたい方はFかMFを選ぶと濃淡をしっかり楽しむことができるのでおすすめです。
万年筆のペン先の素材
万年筆って高いんでしょ?
そう思っている方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、万年筆は本当にピンキリの世界です。
数千円のものから何百万円のものまであります。
その値段の違いはどこで発生するのかというと、ペン先の違いです。
ペン先が金なのかステンレスなのかで、値段が大きく変わってきます。
高級万年筆のほとんどは金を使用していることが多いです。
金の特長は柔らかさがあるため、ボールペンでは味わえない書き味を味わうことができます。
では、ステンレスはダメなのか?と言われれば、そうではありません。
ステンレスは硬さがあるため、少し書いたときにカリカリ感はありますが、その分字幅が一定になりやすいため、初心者の方にも扱いやすく、値段も手頃なものが多いです。
インクの補充方法
万年筆にはインク補充方法が2種類あります。
カートリッジ式
専用カートリッジを直接万年筆本体に差し込むことで使えるので、扱いが非常に楽ちんです。
また、コンバーターを購入すれば、瓶で販売されている好きなインクを万年筆に入れる事もできます。
吸引式
本体に直接インクを吸い上げてインクを補充する方法です。
こちらは逆にカートリッジインクが使えません。
詳しくはこちらを参考にされてみてください。
安価な万年筆はカートリッジ式が多く、高価な万年筆は吸引式が多めです。
初心者でも扱いやすいおすすめ万年筆
基本的なことはわかったけど、じゃあ、実際選ぶのはどんな万年筆がいいの?
初心者におすすめ且つ買いやすい価格帯の万年筆を紹介していくよ
1,000円台で買える
パイロット KAKUNO
おすすめ度
本当にこれはおすすめです。
こちらは小学生が初めて万年筆を使うことを想定して作られた商品のため、万年筆初心者にはおすすめ。鉛筆の握り方に近いようにと本体も六角形になっています。
それに何よりも、お値段もかなりお買い得。
私はスケルトンタイプを持っていますが書きやすいです。
プラチナ万年筆 プレジール
おすすめ度
こちらはもこの値段なのに、書き心地がカリカリし過ぎずちょうどよいです。KAKUNOに比べるとデザイン性もあるので、デザイン性を重視したい方はこちらもおすすめです。
セーラー万年筆 ハイエースネオ
おすすめ度
補足情報
書道家の大江静芳さんが1000円台で買える万年筆のレビュー動画を出しているので気になる方はチェックしてみてください。
3,000円台で買える
パイロット PRERA
おすすめ度
私も持っています。
長さが短めなので、持ち歩きにはとても良いです。
しかし、手が大きめな方には少し使いずらいかもしれません。
書道家の大江静芳さんもこちらの商品はおすすめしています。
ラミー サファリ
おすすめ度
海外万年筆ですが、手を出しやすい価格がありがたいですね。
私が使った感想としては少し硬すぎるように感じます。
また、海外製品は個体差が日本製の物より顕著に出る場合が多いです。
セーラー万年筆 レクル
おすすめ度
5,000円台で買える
セーラー万年筆 ファシーネ
おすすめ度
見た目が女性的で可愛らしい商品です。私も持っていますが、少し硬さもあり、書きやすいです。
最初におすすめした万年筆よりかは少しお高めになってしまいますが、筆箱の中にあるとテンションが上がる一品なので、値段の価値はあります。
10,000円台で買える
パイロット desimo
おすすめ度
こちらはペン先金のため、少しお高くなりますが、キャップレスタイプなので、持ち運びにも便利。出先で使う時も便利です。
今の所、私はインク漏れもしたことないですね。
最後に
いかがだったでしょうか?
万年筆の魅力は伝わりましたか?
これをきっかけに少しでも万年筆に興味を持っていただければと思います。
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