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親に終活させたい娘の話7【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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母1人に行かせてもまた私の手間が増えるだけなので、一緒に市役所について行った。

市役所で、私は、祖父の銀行預金解約のためにこの書類が欲しくてと市役所の職員に説明した。

すると、母の戸籍が現住所ではないため、違う市役所に取りに行かなければならなくなった。

しかも、祖父の戸籍謄本に関しては生まれてから死ぬまでの記載が必要なのだが、市役所にそれを伝えると、この市役所で取れるのは、結婚してから死ぬまでだと伝えられた。

生まれてから結婚までは広島に戸籍があるので、広島の役所で取得が必要と言われた。

直接広島の市役所に行くか、郵送で取り寄せるかの二択を迫られた。

福岡から広島にわざわざ書類もらいに行きたくなかったので、郵送一択である。

それを市役所の人に伝えると、祖父の戸籍に載っている、広島の住所の管轄の市役所に、戸籍謄本発行する申込書や、母の本人確認書類のコピー、返送用の切手を貼り付けた封筒、手数料分の為替を送らねばならなかった。

祖父の戸籍を辿った住所はもう、現在は市町村合併し、存在しない町だった。

我々は福岡に住んでいて、そもそもの広島の土地勘もないため、どこの市役所に問い合わせするのかも謎だった。

それに、手数料を為替で同封しろということだったが、手数料がいくらかかるかも人によって異なるらしく、市役所の人からは多めに入れてくださいと言われた。

標準がわからないため、多めがいくらくらいなのかも謎だった。

母の戸籍謄本は、車で取りに行ける範囲だったので、車で取りに行った。

残りは祖父の戸籍謄本である。

Googleで祖父の戸籍の住所と市役所とキーワードを検索すると、1つの市役所情報がでてきた。

そこに電話してみることにした。

もし、違えば、対応してくれる窓口を教えてくれるだろうと思い、私が電話をかけた。

母に電話させても、分かったふりをして、結果何も分からず終わったと言うのが今までの経験上わかっていた。

電話した結果、今回電話をした市役所で対応が可能とのことだった。

為替は、祖父が産まれた年と結婚した年を聞かれたので答えるとだいたい3000円くらいいれてもらえれば良いという回答だった。

すでに、母の印鑑証明や戸籍謄本も含めると、今回で約5000円近く払っている。

その為替というのも1000円買うごとに200円の手数料がかかるらしく、今回は3000円分なので、手数料だけで600円発生している。

しかし、ここまできてやめる訳にもいかない。

1ヶ月ほど経ち、やっと返送されてきた。

残るは母の妹が書類を持ってくれば終わりである。

そして、なんだかんだ文句をつけた母の妹は同じ県内に住んではいるが遠方に住んでいる為、実家に来るのに高速を使って持ってくることになる。

そのため、わざわざ書類をとって、高速使って持っていくんだからお金払ってよ?!と母に言ったらしく、母は高速代として1000円払った。

高速代と書類代として。

よくもまあ、1000円くらいでガタガタ言うなあ。とちょうど隣にいたので思っていた。

そのあとずっと農協の悪口を言って、母の段取りの悪さをぐちぐち言っていたので、私も我慢ならなくなり、「結局ね!母1人じゃ何もできんけん、農協に問い合わせしたのは私だし、市役所に行っても、これまた1人じゃ何にも分かってないし、違う書類取ってきたりするから私がついて行ったし、広島の市役所にも私が問い合わせて必要な物全部確認したし、結局今回はほとん私がしたんだからね!!!!」と言うと、先ほどまで、グチグチ文句を言っていた母の妹もそれ以上何も言わなくなった。

ようやく、祖父の口座が解約できる。

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