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アラサー女子会の気苦労【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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女子会という言葉が世に出てきて何十年にもなると思う。

今は少なくなってきたが女子会プランなども、どこの居酒屋にもあった気がする。

女性は人と喋ることでストレスを発散したり、客観的に自分の立場を考えているのだろうと私は思う。

20代の時は女友達数名で集まって遊ぶのが楽しかった。

それこそ朝までゲラゲラ笑いながら酒を思う存分飲んだものだ。

しかし、それが変わってきたのが30歳過ぎてからのことだと思う。

1対1で会う分には何も気にしないのだが集まって喋るとたまに違和感というにはいささか言葉が足りない。心のざわざわ感というのがチラリ、チラリと見え隠れしているように感じる。

それは特に誰かが愚痴を言い出した時だ。

私は昔から集まるグループがある。4人グループだ。

内3人は未婚で既婚者は私だけ。子どもがいるのも私だけ。

内1人は正社員。そのほかは私を含む3人は非正規雇用

内2人は実家暮らし、内一人は都会で1人暮らし、私は旦那と息子と暮らしている。

全くもってみんなライフスタイルがバラバラなのだ。

共通なのはみんな、アニメや漫画が好きであること。

しかし、全員が同じアニメや漫画を好きなわけではないので、数十分に1回は誰かが話に入れなくなる。そのため、私は、教養に近い感じでアニメや漫画を見ている。

みんなが源氏物語や走れメロスを教養として知っているように。

そんな趣味の会話の中で誰かが自分の生活における愚痴を言い出すと空気がおかしくなってしまうのだ。

私が旦那や育児の愚痴を言えば、他の人は結婚していないので、あー大変だよね。という少しだけ微妙な空気になる。

他にも、正社員で働き、一人暮らしをしている子がお金が欲しいと愚痴ると、ボーナスがない非正規雇用としては、う、うん。となってしまう。

他にも、私や一人暮らしの子が食費、光熱費の話になれば、実家暮らしの子は、何も言わない。

実家暮らしの子が給料を全部使って貯金がないという話になると、一人暮らしの子と私は、何も言えなくなる。

誰かの愚痴が誰かの地雷になってしまっている状態なのだ。

私はその不穏な空気が流れる瞬間に、まあ、愚痴っててもしょうがないしね!とか、色々あるよねーなどの相槌を入れるがそれだと、愚痴を言っている本人は少し発散不足になっているとも感じ取ってしまう。

私が私にできることは、家庭の愚痴は3人以上、女子が集まる時に言わない。

もう、これ以上はどうにもならない。

10代の頃は基本的にはみな、同じようなライフステージにいたが、30代超えるとそうでもなくなってきてしまう。

しかし、ライフステージが違うから仲良くしたくないというわけではない。

ずっと友達だったのだ。昔のしんどい持久走大会も、先生に怒られた日も、先生のくだらない話もみんなで聞いていた。

今までの積み上げてきた日々というのがあるのだ。

それをライフステージが少し違うようになったからと言って無に返すようなことはしたくない。

私たちはスーパーマリオワールドで言えば、たまたまみんな違うステージで違う敵と戦っているだけなのだ。陸のステージでノコノコやっつけている人もいれば、海のステージで魚型の敵に追われているだけなのだ。

その人という本質は変わらないと思う。

今はきっとそういう時期なのだろう。

もう少し、この違和感を感じながらも細々と友情を続けていると60代くらいでみんなまた、仲良くなれるような気がしている。

その時はみんなで64のスマブラをしたい。

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