以前、少し手間のかかる食べ物が好きだとお伝えしたが、その延長線上で私は自宅でパンもたまに作っている。
ただ、パンをこねるまでは大変なのでホームベーカリーで食パンを定期的に焼いている。
最近のホームベーカリーというのはとても便利で、夜の内に材料をホームベーカリーに入れて予約をしていると、次の日の朝には焼きたてパンが焼き上がっていいる。
この予約機能のいいところは、朝起きる前にふんわり家中にパンの匂いが漂うことだ。
ベッドで寝ていても、ふんわり焼けるパンの匂いがすると、朝が起きたくなる。
ベッドの中でスゥーと大きく鼻から息を吸う。
身体中にパンのイーストの匂いが入り込んでいく気がする。
焼きたてのパンはふわふわなので、うまくパン切り包丁でも切れにくいのが難点だが、自分の好みの厚さに切ったパンをトーストして食べるのはとても美味しい。
私は毎回上手く切れなくて、パンが少しだけ潰れてしまう。
もっと、パンが冷えてから切ればいいのだが、どうしても我慢できないのだ。
食パンが焼けた時に、時間にもメンタルにも余裕があれば、鉄フライパンで黄身はトロトロなのにしっかりカリっとした目玉焼きなんかも焼いたりする。
よーく熱した鉄フライパンにはしっかり油をひき、卵を割り入れる。
すると、耳にも気持ち良いジューっとした音が響く。油がパチパチ弾けて、コンロ周りが汚れてしまうのだが、料理が終わった後にしっかり拭くからいいのだ。
鉄フライパンも食器用洗剤が使えず、金たわしで汚れをとり、洗ったあとは水分は天敵なので、しっかりフライパンを空焚きして水分を飛ばす。
何とも手間のかかる道具だろう。
しかし、慣れてしまえば、この動作をさっさとしないと後々めんどくさいことになったり、物がダメになってしまったりするので、このおかげで片付けをスムーズにするようになっているのも、何だか不思議だ。
朝ごはんが豊かだと本当に一日が素晴らしく感じる。
黄身に少しだけ醤油を垂らして、焼きたてパンを食べるとサクッと音がする。
熱くて私は良く、前歯の裏の歯茎がベラベラになるまで気づかずに熱いトーストを頬張ってしまう。それは子どもの頃からなので、私は子どもの頃から食い意地が張っているのかもしれない。
買ったパンも美味しいのだが、家で作ったパンはまた別だ。
買ったパンの成分表示を見てみるとたくさんのよく分からない成分が入っているが、自宅で作るパンは本当に材料はシンプル。
小麦粉、牛乳、バター、砂糖、塩、ドライイースト。
基本的にはこれだけでできてしまう。
材料を変えれば、自宅でカレーナンもできてしまう。
先日作ってみたが、とても美味しくできたので、自宅ナンもおすすめだ。
グルテンフリー生活なんて私には到底無理だな、と焼きたてパンを食べるたびにしみじみ思う。
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ 20オートメニュー ホワイト SD-SB1-W
我が家で使っているホームベーカリー。
コメント