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出産レポ②【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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陣痛が先に来るものだとばっかり思っていた私はびっくり。

確かに、陣痛から来るパターンと破水から来るパターンとあるとは聞いていたが、なんとなく自分は陣痛から来るものだとばかり思っていたのだ。

しかも、破水もチョロチョロパターンとパシャーンタイプがあり、私はまさかのパシャーンタイプだった。

慌ててベッドを汚すまいと飛び上がり、リビングで呑気にテレビを観ていた旦那に破水したと伝えた。しかし、彼は破水して何をすれば良いかわからず、とりあえず驚いた顔をしていた。

彼も私と同じく産まれるのは年明けだろうと思っていたのだ。

トイレに駆け込みパンツを確認。パンツはものの数秒でびしょびしょになっていた。慌ててトイレに駆け込んだ為、替えのパンツやナプキンがなかった。すぐ、旦那にそれらを持ってくるよう指示。

しかし、生理がこないことを良いことに、夜用ナプキンを切らしていた。その為、我が家にはおりものシートと昼の多い日用しかストックがなかったのだ。

その2択で旦那はまさかのおりものシートを持ってきた。明らかに見た目の吸水ポリマーの量が違うにも関わらずおりものシートを持ってきた。

日本の性教育がいかに不十分であるかを痛感した瞬間であった。

確かに普段自分で使うものではないし、種類も知らないであろう。しかし、床に滴る勢いで股から水分が出ているのでその見た目のおりものシートで吸水できると思ったのか。

おりものシートの吸水力を過信しすぎである。

なんとか無事多い日の昼用のナプキンが装着できたが、多い日の昼用のナプキンでも数分でタプタプしてくる。夜用を買い忘れていた過去の自分を呪う。

自分を呪いながら病院に電話した。自分でもパニックになっており、この状況をなんと電話で説明すれば良いのかわからなくなっていた。しどろもどろしながら、おそらく破水したが来た方がいいか?と尋ねると、もちろんですよ。とそっけなく言われた。ああ、はい。そうですよね。伺います。と伝え電話を切った。

ついに来た。

私は今日出産するのか。日付は深夜を回っている為、12月30日。

ワクワク、ドキドキ。

タクシーを呼んだものの年末の深夜ということもあり、配車に30分くらいかかると言われてしまった。

入院セットは元々まとめて玄関に常備していた為、あとはタクシーが来るのを待つばかり。30分かかると言われたが、幸運なことに10分ほどで来てくれた。

バスタオルを持参し、タクシーに旦那と乗り込む。

私の壮絶な年末が始まる。

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