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アルプスの少女ハイジが好きな話【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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あらすじ

両親が亡くなり、母の妹であるデーテおばさんに育てられたハイジが主人公。

20代で姉の子を働きながら育てることに限界を感じたデーテはハイジの父方の祖父にあたるオンジにハイジを預けようとする。

スイスの山小屋で人と離れて1人で暮らすオンジは、気難しく、村の人ともコミュニケーションはほぼ取らず、変わり者で通っている。

その為、村の人にもオンジにハイジを預ける事を反対されるが、限界を感じていたデーテは無理矢理、ハイジをオンジに預ける。

そこから、ハイジのアルムの山での生活が始まる。

アルプスの少女ハイジが好きな理由

私はアルプスの少女ハイジが昔から好きだ。

幼少期、自宅にはアルプスの少女ハイジ全巻のビデオがあったので、ほぼ毎日観ていた。

ハイジという主人公の前向きさがとても好きだった。

世界名作劇場の他の主人公たちの小公女セーラやフランダースの犬などの主人公達は自分が不幸である事を受け入れきっているのがどうも昔から、私は好きになれない。

可哀想だとは思うし、不幸な生い立ちだ、とも思う。

しかし、フランダースの犬は最終回で放火の容疑が主人公にかかり、疲れたと言って犬を道連れにして教会で亡くなるが、やってないなら、やってないでもっと無実を証明するために頑張れよ!!と子どもながらに思った。

小公女セーラの最終回は、ずっと施設でいじめられていたが、金持ちに見初められて、いじめてたやつが手のひら返した対応をしてくるのを見て、結局、女って権力や金がある男と結婚しないといけないのか?と子どもながらに思った。

私は子どもの時から周りよりひねた子どもだったんだろうなと、今となっては思ってはいる。

そんな理由で、フランダースの犬や小公女セーラは好きじゃない。

ハイジはどうなのか?

ハイジも生い立ちとしては、両親を小さい時に亡くし、叔母のデーテに育てられるが、仕事の間は近所のばあさんに預けられていた。その後は、偏屈で気難しく、人殺しの噂もある祖父に預けられてしまう。

生い立ちとしてはなかなかヘビーな方だと思う。

しかし、ハイジはそんな自分を不幸とは全く思っていない。

なんなら、自然豊かなアルムの山に来れてラッキー!ヤギは超可愛いし、毎日山羊飼いのペーターと遊ぶのも楽しいし!毎日超ハッピー!

という感じで環境適応能力がずば抜けて高い。

村の子どもたちにバカにされても、だから何なの?という対応を初期の方ではとるし、最後の方に至っては超強気で言い返す。

絶対ヨーゼフ道連れにして死ぬタイプの子どもではない。

そういう所がとても好きなのだ。

鈍感な所もあるが人のために泣ける子でもある。

ペーターのおばあさんは盲目なのだが、目がまた見えるようになるにはということを考えてあげるが、もう一生目が見えないと知った時は、おばあさんの為に泣く。

そういう、人の気持ちに寄り添える所もまた見習いたいところだ。

トライのCMでよくハイジのパロディなんかが流れているが、とんでもない名作なのだ。

大人になって観ると涙が止まらなくなる。

特に、ハイジがドイツのフランクフルトに連れて行かれた後だ。

デーテが、金持ちの家の子どもであるクララが遊び相手を募集している情報を聞きつけ、その遊び相手としてハイジをフランクフルトに連れて行く。

今までの自由な生活から一変。今まで靴だって履いていなかったのに、綺麗な格好をさせられ、勉強もさせられ、食事マナーもうるさく言われる窮屈な毎日。

アルムの山に帰りたいと思うが、そう言う度にクララは、また1人になると感じて心配になっていた。

クララの事しか気にかけていない執事のロッテンマイヤーさんはハイジにアルムの山の事を口に出すことも考えることも禁じる。

するとハイジは、メンタルがやられ、夢遊病になってしまう。

見かねた、クララの父であるゼーゼマンさんが山に帰すことを決意。

しかし、ハイジは、自分が山に帰ると、この屋敷にまたクララが1人になる事を心配して帰れないと伝える。

なんて、素直で優しい子なんだろうと、大人になってこの回を観ると涙が止まらなくなる。

自分だって辛いはずなのに、相手の気持ちを優先させるなんて。

この話を思い出してここに書いているだけで、涙が出てくる。

観たことない人は一度は全部観てほしい。

みんなの中では歩けないクララがアルムの山でハイジと遊んでたら立てるようになったくらいの感覚かもしれないが、ハイジガチ勢としては、それまでの物語の積み上げが半端なくたくさんあることを知ってほしい。

NetflixやAmazon primeなんかで見られればな…と思う。

ハイジを布教したい私としてはなんとかしてほしいな。

ちなみにアルプスの少女ハイジは宮崎駿を携わっており、かなりわかりやすい話になっている。

私は原作も読んだことがあるが、原作はちょっと宗教くさく、不幸が起こると全ての不幸は神が与えた試練ということになっている。

ちなみに、原作はヨハンナ・スピリという人が書いている。

アルプスの少女ハイジは間違いなく私に影響を及ぼした1つの作品だ。

もし、見る機会があれば一度観てほしい。

ちなみに私の母は体を壊して手術することになったことがある。退院後、家で寝ている時に、アルプスの少女ハイジと愛の若草物語を永遠に観まくる時期があり、私と妹が治療代に充ててくれてと渡した金でDVDボックスをヤフオクで購入していた。

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