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子どもって無慈悲

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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子どもとは無慈悲である。

私には現在、1歳3ヶ月の息子がいる。

1歳になる前くらいは、好き嫌いなく、さまざまな種類の野菜も食べていたし、魚や肉も満遍なく食べてくれていた。

私が用意するご飯に不満など持ち合わせていなかった。

しかし、1歳を過ぎた頃から、食べムラが出てきてしまった。

ある時はトーストしか食べてくれない、ある時はフライドポテトしか食べてくれない、ある時はそもそもご飯を全く食べてくれない、そんな日が多々あった。

最初の頃は、本当にパンしか食べてくれなくて、栄養面が心配だった。

そのため、自宅にあるホームベーカリーでパンも焼いてあげていた。ネットでレシピを検索して、ほうれん草を練り込んだパンや、かぼちゃを練り込んだパンなど、お手製のパンを作っていた。

しかし、私が自分の時間を削ったり、奮発して買った材料を無に返すかのごとく、息子はそのパンたちを床に叩きつけたり、口に含んで出したりしていた。

そんなにも頑張って作っていたのにも関わらず、業務スーパーの120円くらいの食パンの方が食べが良かったりした時は、すんっと心が無になった。

怒りとか、悲しいとか出なく、無になった。

そのほかにも、シチューを作ってみても、口さえつけず、顔を首が曲がるギリギリまで曲げて拒否されたし、ご飯が入った茶碗をぶん投げられたりもした。

本当に、私の心がすり減っていく。

特に私が頑張って作れば作るほど食べてくれない気がする。

毎回、子どもが食べなかった私が頑張って作ったご飯を流しに捨てるたびに、心がジャリジャリと掠れていく感じがした。

私が作る物よりも、カルビーが作ったものの方がバクバク食べてくれる。

ネットで食べムラについて検索もしたが、それも成長の一つと捉えましょうと書いたあったが、私の心の拠り所になるには弱い。

そこで私は、諦めることにした。

私は今まで、栄養が、体が、と息子の健康面ばかり気にしていたが、私は私の心や体も心配する必要がある。

それに、彼は平均寿命まで生きるとしても残り80年近くある。

私も、小学校に入るまでは野菜はほぼ食べていなかったが、小学校で野菜が食べれるようになった。大人になって酒を飲むようになり、食の好みも変わってきた。

それに、私は子どもの時、父に無理やり食べさせられたゴーヤなんかは、いまだに口にしない。

旦那は子どもの時のおやつは駄菓子はダメでおやつは蒸した芋ばかりだったらしく、マクドナルドは小学校6年生まで食べさせてもらえなかったらしい。

旦那は今では、駄菓子ばっかり食べているし、夜ご飯を食べたあと、私に隠れてカップラーメンを食べている。

味が濃いこってりしたものが好きなのだ。

そのため、特に食に関しては無理やりさせられてもただの苦痛になるだけだと身をもって知っているし、旦那の件もある。

うん。健康に支障が出ない範囲で本人の好きなようにさせようと心に決めると、私の心も少し楽になった。

ご飯の量も減らしてみた。一般的な食べる量を与えていたが、それもやめた。

フードロスも私の心を痛めつける要因の一つだったからだ。

食べてくれなかった物を捨てるのは心苦しい。

今は、納豆としらすご飯ブームで、まだ健康的な食事を彼は保つようになってきた。

それに、最近は具沢山味噌汁を食べるようになってきた。

やはり、彼も成長している。

しかも、ご飯と味噌汁を提供すると食べたい方を指さしてくるようになった。

私ができるのは、彼の成長に合わせて、見守りつつ、必要な時にだけ手を差し伸べるだけなんだろう。

すでに彼も一人の感情をもった人間なのだと、日々、思い知らされる。

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