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出産レポ⑦【エッセイ】

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福岡在住のアラサー。旦那と1歳の子どもの3人暮らし。
コールセンター勤務。
私の経験を元にブログを執筆しています。

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エッセイ
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痛みの波が引いた時に気を失ったように眠り、痛みで目を覚ました。

朝方5:00過ぎころ助産師が私の痛いという声を聞いてやってきた。

ゆっくり息を吸って吐けと言われるが痛いのでそんな場合ではない。

言われるがままに呼吸整えようとはするが痛い。陣痛の波が止んだ時に助産師の言うようにしたらなんとか呼吸が整った。

診察してもらうと私の願いが通じたのか子宮口は7割ほど開いていた。

そのまま分娩室へ行き、陣痛と闘うことに。

もう、いきみたい痛さ、出したい痛さに切り替わっていたので、いきむが、陣痛のペースが5~6分置きなので、お産に入るには微妙とのこと。

お産だと2~3分置きになる必要があるらしい。

しかし、いきみ続けていると、なんと8~9割まで開いてきた。

もう、これは最後のラストスパートにかけるしかない。

ここからさらに陣痛促進剤を点滴で打っていく。陣痛を2~3分間隔にするのが目的だ。

しかし、私は投与されたと同時にすぐさま陣痛の感覚が2~3分にかわりいきみたい痛みに変わったのだ。

助産師が多分そろそろ産まれますよ、旦那さんに電話しますか?と聞いていきた。

産まれるなら電話してもらおうと思い、はいと答えた。

入院初日、あの破水した日に旦那と母の番号は伝えていた。

てっきり病院が連絡してくれるものと思っていると、助産師に携帯どこですか?と聞かれた。

え、病院で連絡してくれんじゃないの?と思ったが、口に出す元気もなく、スマホがある場所を伝えて持ってきてもらった。

12月31日の朝7時に旦那に電話し、今日の午前中産まれるかもと報告するも、途中で痛くなり、助産師に代わりに伝えてもらった。

しかし、私が頑張ったおかげで8時の時点でもう産まれるという所まできた。

旦那に再度電話。

もう痛みで何も考えられず、もう、産まれる!!!!!!とだけ伝えると旦那は驚愕。慌てふためいていた。

旦那は基本的に超絶マイペース。のんびりしているので、こちらがいつもイライラするほどだ。

しかし、いつものあののんびり屋では困るのだ、こちらも。

助産師に旦那さん来るまで待ってた方がいいよね~?と聞かれたが、もう私はさっさと出してしまいたい。

あんなのろまを待つなんてまっぴらだと思っていたので、即答で、いや、大丈夫です。と答えた。

いきみ続けると20分ほどで旦那が到着した。

しかし、旦那が分娩室に入れるのは産まれる瞬間のみであったため、分娩室の前のソファで待機することとなる。

私はラストスパートに入っていた。

ベッドの下の方に設置されたバーを持って、ジムで腹筋と太ももを鍛えるような格好になり、上半身を屈め、脚はカエルのようにしてしていた。

目はつむらず、お腹を見て、声は出さず、息は吐き続けながら、いきむ。

一回の踏ん張りが長ければ長いほど早く生まれてきてくれるらしい。

この動作はジムに通っている時マシーンで鍛える動きと似ていたため比較的スムーズに実践に移せた。

しかし、いきむとどうしても目を瞑ってしまう。

そこを目をかっぴろげないといけない。

何度もその動きに挑戦し、そのたびに我が子の頭が出てくる。

助産師に、もう少しよ!と励まされる。

ついにこの痛みが終わる!!!!!!!!!

あともう一踏ん張りというところで、ご主人の登場だ。

立ち会いで最後の出てくる瞬間だけ立ち会えることになっている。

しかし、彼は私を労わるあまり、右肩をもみもみしてくるため集中力が切れそうになった。

しかし、あと少しで出てくるのだ。

こんなもみもみには負けていられない。

最後の力を振り絞り思いっきり腹に力を込めた。

お、オラに力をーーーーーーー!!!!!!!

その瞬間ぬるりと自分から出てきた。

産まれてきた!

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