飛行機の搭乗口に向かった私とYさん。
飛行機はBUSAN AIR。機内はそこそこの広さがあった。
周りに座っているのは韓国人ばかりのようでぱっと見日本人は見当たらない。
私は、機内を有意義に過ごすため、iPadを持ち込んでいた。
私はいつも旅行に行く際はiPadを持ち込み本や映画をダウンロードして機内で楽しむことにしている。
私はどうしても機内で寝ることができないタチなのだ。
機内で寝れる人は羨ましいと思う。
友人Yさんはすでに寝る体勢に入っている。
飛行機は離陸し、福岡から韓国へと向かっている。
CAは韓国人ばかりだったが、皆肌が綺麗で羨ましかった。
あの美肌の秘密は釜山に行けばわかるのだろうか。
そんなことを考えつつも、「薬屋のひとりごと」の原作ラノベをゆっくり読みつつ釜山に着くのを楽しむかと思い、読み進めていると、ポーンと機内アナウンスが流れた。
なんと!福岡から出発して30分ほどでもうすぐ着くとのアナウンスが流れている。
え?嘘だろ。
東京より近いとは知っていたが、東京に行くのでさえ2時間ほどはかかるし、沖縄へ行くにも1時間半はかかる。
それなのに、もう着くの?
まだ、本は第2章くらいしか読んでいない。
猫猫はまだ謎解きはそんなにしていないぞ。
友人Yさんは「私今から寝そうだったのに」と言っていた。
そんなことを言っていると、本当に着いてしまった。
飛行機に乗っていたのは40分ほどだ。なんなら、チェックインに並んだ時間のほうが長いくらいだった。
10月31日の韓国は日本と気温は大差なかった。
スマホは事前に国内でesimを購入していた為、着いた途端繋がった。便利になったもんだ。
そして、いざ入国という時に機内で配られていた入国カードを書いていなかった為、すぐ入国できず。
機内で配られていた時に、英語だった為、その用紙が必要なことを知らずタイムロスしてしまった。
しかし、なんとかgoogle翻訳で入国カードを解読してなんとか書いて無事入国できた。
はあ!
これが韓国!
お手軽に行ける韓国!
まずは、ウォンをゲットする必要がある。
我々は日本国内でWISEというカードを手に入れており、ウォン自体はカードの中に入っているので、それをATMでおろすというミッションがあるのだ。
空港の中をうろちょろしまくりなんとかATMを見つけたがどれでおろすのかわからない。
英語かと思いきやハングルで書いてある為、何が書いてあるのか全くわからず。
google翻訳のカメラでなんとか解読するも操作する度にうまくいかず、手順を最初からさせられた。
しかし、6回目ほどで私が操作に成功し、日本で事前に両替していた30,000ウォンをゲットできたが、ATM手数料がバカ高くてびっくりした。
たかだか3,000円おろすのに数百円かかった。
友人Yさんも同じ操作をし、二人とも無事ウォンをゲットできた。
さあ!まずはホテルに行こう!となった。
そこでYさんが電車で行こうと言い出した。
実は、私は現地のタクシーは安いのでもう、電車には乗らず全てタクシーで乗り切ろうと思っていた。
すると、Yさんは電車の方が安いでしょ。と言い出した。私は全く電車関係について調べていなかったので、T moneyカード(日本でいうsuicaみたいなICカード)の売っている場所がわからなければ、乗り場もわからず、10分ほど彷徨い諦めてタクシーに乗った。
ATMの操作方法と電車の乗り方がわからず、空港から出れたのは到着して40分ほど経ってだった。
タクシー運転手は陽気なおじさんで荷物を車に入れるのを手伝ってくれた。
バリでのぼったくり経験があるので念のため、いくらで行けるか聞くと、メーターでわかると言われた。
心配しながらもタクシーに乗り込み、ホテルの住所が英語で記載されているHISの旅客予定表を見せるとこんなんじゃわからんと言われてしまった。
それを見せれば大丈夫だと思っていたのにと慌てふためく私とYさん。
とりあえず、ホテル名をGoogleマップで検索して表示されたホテルを見せると次は老眼で小さいと言われてしまった。
なんてこったい。
しかし、住所部分をタップすると大きく住所が表示された為、なんとか目的地は伝わった。
おじさんは英語でよく話かけてきた。
しかし、海外あるあるだが、運転が荒い。
少し身の危険を感じつつも、タクシーの運転手と談笑していた。
私がおすすめのお店を聞くとタクシー運転手は恐ろしいことを言い出した。
「タクシー運転手は5日前に始めたばっかりだからあんまりお店に詳しくないんだよね!HAHAHA!」
そう言いながらもタクシー運転手はスピードを上げていく