葬式も終わったあと、葬式代は兄弟3人で分けることにしていたが、祖父の預金200万が見つかり、そのお金で葬式代や、最後の入院費や初盆代などを賄うことになった。
しかし、祖父がなくなって数ヶ月したあとに、介護保険料などの請求が来た。
その他にも、忘れた頃にちょこちょこ色んな請求が来た。
無論、母と同居していた為、請求書を受け取るのは母である。
そして、払うのも母である。
その保険料というのが1~2万ほどなので、払えないことはないが払いたくない金額なのである。
母の手元には前回見つかった200万の入っていた預金と別の農協の預金の通帳があった。
その預金で払おうと思い、窓口に通帳と印鑑を持っていくと印鑑が違いおろせなかったらしい。
しかし、心当たりの印鑑は全て持って行っていた為、これ以上、思い当たるものはなかったらしい。
それで、母はつい、祖父が亡くなったことを話してしまい、口座は凍結したらしい。
そうなると、口座解約にあたり、祖父の生まれてから死ぬまでがわかる戸籍謄本や、兄弟の印鑑証明などが必要と言われたらしい。
200万の口座が入っていたのが別の銀行だった。
その手続きをしたのは母の妹だった為、その時に使った書類のコピーを送ってもらい、また農協に持って行くと、次は原本出ないといけないと言われたらしい。
ぷんぷん怒りながら母が帰ってきた。
もうね、コピーじゃだめなんだってー!!
これで別の銀行は手続きできたって妹は言ってたのに!と怒っていた。
前回の説明がどうだったのかは詳細は知らないが、コピー可か原本のみか母も確認しろよ、と私は密かに思っていたが、母は不慣れな手続きに疲れていた。
それで、結局が何がいるの?
そう、私が聞いたが最後だった。
「この用紙渡されたのー」と言われ、手続きに必要な書類が書かれた紙を読み込んだ。
すると、氏名が途中で変わった場合は印鑑証明と別に戸籍謄本が必要と書いてある。
母と母の妹は結婚して苗字が変わっている。
その為母に、ここの氏名が変わった場合に当てはまらないの?と私は聞いてみた。
その用紙の氏名が変わった場合の項目部分にはバツ印がついている。
バツ印を信じるのであれば必要ない。
しかし、母の答えはわからない。だった。
わからない、とは?
説明を聞いてきたハズでは?
私は呆れ顔になったに違いない。
母は何故かキレ気味に「こっちも忙しい中時間作って行ったのに、あれはダメ!これはダメって言って結局訳分からん説明されて何にもわかんないのよ!」と言い出した。
何なら母は農協で怒れなかった怒りを私にぶつけてきた。
もう、わかった。
私が農協に電話して聞くと言い、農協に電話して聞いた。
しかし、どうにも頼りなさそうなのが電話に出て、今回の質問事項を聞いたが、かなり長い時間保留にし、結婚で氏名が変わった場合は戸籍謄本がいると言い出した。
念のため、電話で確認した日付と担当者の名前を控えた。
今回の電話を元に確定きた今回入手必須アイテムが
・祖父の出生~死亡までの戸籍謄本
・子の印鑑証明
・結婚した子は追加で戸籍謄本
以上が必要である旨を確認した。
たかが、4~5万の金でこれだけが必要らしい。
母はまず、弟に連絡していた。
すると、文句を言いながらも、次の日には書類を持ってきてくれていた。
問題は母の妹である。
なんだかんだ農協に対して文句を言うが、じゃあ私が代わりに手続きするとは言わず、市役所に書類を取りに行くのはめんどくさいし、農協の窓口で偉い人を呼び出せばどうにかなるのではないか?とクレーマーチックな考えを披露していた。
母はそこをなんとかと、頼み込み渋々了承を得ていた。
兄弟にたかが4~5万の金を引き出すのにここまで頭をさげないといけないのか。と隣で電話を聞きながら思った。
あとは、祖父の戸籍謄本と母の印鑑証明と戸籍謄本である。
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